同人活動で大切にしたい3つのこと【初心者向け】
こんにちは、たまのじょうです。
今回は、同人活動を始める時の心得について語ってみようと思います。
私の経験に基づく考察なので、向く人向かない人出てくるかと思いますが、参考程度に見ていただければいいかと思います。
私が考えるに、同人活動で大切なこととは、仲間づくりではないかと思います。
あ、なんか当たり前なこと言ってるとか思いましたね?でもこれ、本当に重要なんだなって最近思うんです。
もちろん、ひたすら絵を描いて、本を作って、イベントとかで頒布すればそれはもう立派な同人活動なんですけれど、仲間がいないと本当に虚しいんですよね。
だって1人で黙々と描いてるだけだとつまらないから。続けるのが苦しくなるから。 私の場合、何年もそんな状態を続けていました。
今回は、私の同人体験談についていくつかお話してみたいと思います。
ちょっと長いですが、ご興味のある方だけお進みください。
【目次】
私の体験談その1「はじめてのサークル参加」
私が本格的に同人活動を始めたのは、 大学4年の冬コミのことでした。イベントの申し込み方、原稿の描き方、印刷所への入稿のやり方は、所属していた漫画研究部で先輩から教わっていたので、とてもスムーズでした。
初めて選んだジャンルは「とらドラ!」
アニメ放送終了から数年が経ち、すっかりジャンルとしては落ち着いていたけれどまだまだ需要は多く、供給と見合わなかった為か、同ジャンルで知り合いはいない上に宣伝も一切していなかったのにも関わらず、イベント開始2時間ほどで完売。
たしか100部とか、それくらいの量だったかと思います。当時としては頑張って描いたつもりだけれど、今思えば絵も話も稚拙な本だったのに。 。
その後とらドラ!では、続けて夏コミと冬コミに参加しました。それぞれ200部、250部ほど刷りましたがイベント中に完売することができました。
やはり完売は嬉しいです。テンション上がります。でも薄々思っていたことがありました。
同人活動を始めて1年半、私は誰からも本の感想をもらったり、ジャンルに友達ができることはありませんでした。
ただ単に本が面白くなかっただけかもしれません。しかしそれだけではなく、私自身が友達を作ろうと動き出さなかったから。
Twitterで同じジャンルの人をフォローしたり、コメントしたり、そもそもそのジャンルの本を買ったり…そうゆうことを一切していなかったから。 完全に受け身でした。
社会人になり、コミケの時期に休みを取ることが大変になってしまったこともあり、ここでコミケサークル参加を一時控えるとともにジャンル換えをすることにしました。
私の体験談その2「人気女性向けジャンルへの参戦」
社会人2年目になった頃、友人の影響で私はある女性向けジャンルにはまり、サークル参加者としてではなく一般参加者として、とあるジャンルのとあるカップリングを買い漁っていた時期がありました。 もちろんお気に入りのサークル様が複数いて、ツイッターのお気に入りは登録するわ、コメントは積極的に送るわと、それまでよりはアクティブに活動をしていました。
ジャンルもまだまだ熱かった為、私もつられて自然と絵を描いてTwitterやpixivに投稿しているうちに、このジャンルでもサークル参加をしたいという意欲がふつふつと湧いてきました。
お盆、年末のイベント参加が厳しいと感じた私はコミケは視野に入れず、仕事が落ち着いた1月開催の大型イベントに申し込みをしました。
前と違って同ジャンルのフォロワーも増えたし、個人的に満足のできる同人誌も描けたし、今回は割といけるかも!たくさん印刷しても平気かも!!と思い、初参戦にも関わらず250冊も印刷をしてしまいました。
結果は惨敗。たぶん30冊も売れてないんじゃないでしょうか。
家に帰って泣きました。愚かな自分に。
とらドラ!の時は圧倒的に需要に対して供給が足りていなかったんです。
それに対して、今回のジャンルは需要に見合うだけの供給があったんです。
考えてみれば当たり前です。初めての参加でそんなにうまく行くはずがありません。 前ジャンルの時がおかしかったんです。
続けていれば、何回もめげずにイベントに出ていれば、いつか花が開いたのかもしれませんが…私は現実を思い知り、辛すぎてそのジャンルを去りました。同人誌は開けることなく箱ごと処分しました。
その後1年くらい、同人活動は控えてました。
私の体験談その3「同人再開。初めての仲間意識」
すっかり同人活動をしていなかった私ですが、知人に誘われ、言われるがままに同人活動を再開することになりました。
指定されたジャンルは「Steins;Gate」
その時すでにアニメが放送終了してから3年が経っていましたか。
名前は聞いたことがありましたが、私は全く見たことのないアニメでした。
まぁゲスト程度なら描けるかなとゆるく考えていましたが、結果的にサークルカットと本文をまるまる描く羽目に。あれ、おかしいぞ?
必死にアニメを見ました。メモを取りながら見ました。愛のあるキャラクター崩壊以外の崩壊は嫌だったから。幸い作品自体がとても面白く、私は自然とシュタインズゲートのファンになりました。
登場人物のキャラクターが濃く、割とすんなりと漫画を描くことができました。
さて、本の印刷です。
前ジャンルで痛い目を見た私は警戒し、新刊の印刷は50部くらいにしようと思っていましたが、サークル主に説得され100部印刷して夏コミに臨みました。
結果としては完売こそできなかったものの、残った冊子は10部くらいだったでしょうか。本を買いに来てくださった方とお話をしたり、絵柄が可愛いと褒めてもらえたり、うれしいことづくめでした。
ただ、新規参入ということもあり、孤独感だけは感じていました。
必死にアニメを見て、理解して、原稿を描くだけで精一杯で、最初の頃はTwitterでそのジャンルの人をフォローしたり、本を買いにいく余裕などは全然ありませんでした。
イベントが終わったあと、私は少しずつそのジャンルの方のTwitterをフォローし交流をしていきました。
仕事の関係で冬は参加できませんでしたが、その後4年続けて夏コミに参加。敷居が高いと感じていたオンリーイベントにも積極的に参加しました。その間に夢だったサークル同士の相互フォローをしてもらえたり、顔と名前を覚えたり、なんならお茶に誘ってもらえたり…と、楽しいことづくめです。←イマココ
同人活動において、人見知りであまり他人と干渉してこなかった私ですが、最近では日常的に自然と会話を楽しむことができるようになりました。
温かく接してくれている、今のジャンルの方々には本当に感謝しています。
「自分は新参者だし…」とか「コメントしてウザがられないか…?」とかこれまで色々心配してきましたが、積極的にいきましょう!コメントや感想をもらえることほど描き手として嬉しいことはありません!!!
いつか、自分もコメントもらえる日が来ますよ。続けていれば。
「まとめ」
ここまで長々と体験談を語ってきましたが、私が同人活動において大切だなと感じていることはこの3つです。
- 積極的に交流をし、知り合いを増やすこと
- 需要と供給をある程度理解すること
- 諦めずに、自分が描きたいものを描き続けること
スタートダッシュから全力でいく必要はありません。
ゆっくりでいいです。
ただ、ここまで来るのに私はかなり遠回りしてきた気がするので…
なんとなくでいいんで、頭の片隅に置いといて欲しいです。
では、楽しい同人活動をスタートしましょう。
次回はサークル参加に必要な具体的なプロセスとか話せればいいな^^
↓私の日常ツイートはこちらで見れます